プラチナとホワイトゴールドの違い
婚約指輪と結婚指輪の素材として代表的なプラチナとホワイトゴールドは色が似ており、プラチナを「白金」と記載するなど表記も紛らわしいことから混同されがちです。プラチナの元素記号は“Pt”、ホワイトゴールドの元素記号は金なので“Au”と、全く異なる元素からなる金属です。それぞれの性質には大きな違いがあります。
日本では婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーで用いられる素材は、ホワイトゴールドよりも圧倒的にプラチナのほうが人気です。
① プラチナとホワイトゴールドの違い
プラチナとホワイトゴールド、見た目は白い輝きが特徴ですが全く異なる金属です。
プラチナ…白金族と呼ばれる元素“Pt”に分類される、銀白色の金属です。ジュエリーに用いられる際は多くの場合、同じ白金族のパラジウムやルテニウムを割り金にして、硬度や強度を高めて使用します。一般的にブライダルジュエリーでは純度95％の「Pt950
」や純度90％の「Pt900」が多く用いられます。
プラチナはそのしなやかで粘り強い性質から、小さな爪でも大切な宝石をしっかり抑える強度を持ち合わせ、耐熱・耐酸性にも優れています。永く愛用するブライダルジュエリーに適した性質を持っていることから、婚約指輪や結婚指輪の素材として重宝されています。
ホワイトゴールド…黄金色をした金に、銀や銅、パラジウムなどの白色金属を割り金した金合金です。さらに、それら金合金の表面に白金族の中でも鮮やかな銀白色が特徴のロジウムでコーティングを施し、輝くような白さに仕上げているものが一般的です。(ブライダルリングの場合は長期間ご使用する事を考慮してコーティングを施さずに、ノンメッキ仕上げとなっている場合がほとんどです。)
② プラチナとホワイトゴールドの特徴
プラチナ(Pt950,Pt900)
メリット…汗や洗剤などにも強く、日常使いで錆びたり、変色したり、見た目がくすんでしまう心配がない。アレルギーが起きにくい。希少性が高い。
コーティング有りホワイトゴールド(Ｋ18)
メリット…ロジウムでコーティングを施しているので、輝くような白さになっている。
デメリット…長期間使用しているとコーティングが薄くなり地金の色が見えてくるのでメンテナンスが必要になる
コーティング無しホワイトゴールド(Ｋ18)
メリット…長期間使用してもコーティングを施していないので、色落ちの心配がない。
デメリット…18金なので、変色の可能性がある。
プラチナは、変色しにくくアレルギーが起きにくい。また、希少性が高くその特別性と重ねて婚約指輪や結婚指輪の素材として人気が高い理由です。
プラチナとホワイトゴールドは似ているようで、素材から異なるものになります。選ばれる際は、しっかりとお二人で話し合いながら大切な思い出に残る指輪選びをなさってください。その大切なサポートをさせていただくために、スタッフは日々スキルを磨きお客様をお待ちしております。ご不明点等ございましたら、お気軽にお尋ねください。
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